SPACE CHANNEL 5 (Part 1, Part 2)
Producer
Developed by United Game Artists
Pubrished by SEGA
Playstation 2 / Dreamcast
©SEGA
時は25世紀。ある日宇宙人(モロ星人)が地球にやってきて、地球人を次々に踊らせるという大事件が起こります。宇宙放送局「スペースチャンネル5」のルーキー・レポーターのうらら(プレイヤー)は、宇宙人と踊りで闘いながら、踊らされている地球人を次々と救出します。うまく踊って救出に成功すると徐々に視聴率が上がり、ディレクターが喜び、音楽が盛り上がり、群舞や行進が盛り上がりつつ、ストーリーが進行していきます。救出に失敗すると音楽は盛り上がらず、行進や群舞はバラバラとなり、視聴率は落ちてしまいます。
マイケル・ジャクソンのミュージックビデオ「スリラー」の鳥肌が立つような瞬間を「インタラクティブに」体験できないだろうか、あるいはミュージカルの持つ力(歌、踊り、セリフ、演技、物語性)を、ゲームとして体験させることができないだろうか、という発想から企画を練りあげました。このゲームを制作するために、開発スタッフが半年間パントマイムのレッスンを受け、笑いはどこから生まれるか、感情を揺さぶるアニメーション表現などを追求しながら作りました。テーマ曲の「Mexican Flyer」は1965年にイギリスで制作されたビッグバンド・ジャズで、本作のためにライセンスを取得しました。それ以外のすべての楽曲、サウンドイフェクツはすべて、セガのサウンドチームによるものです。また、キャラクターのセリフには、開発チームのほとんどのメンバーが声優として参加しています。
Part 1の制作中、たまたまマイケル・ジャクソン本人が完成間近のゲームを体験し、友情出演の話が持ち上がります。しかし〆切間近だったため「宇宙人に踊らされるマイケルをうららが救出する」という提案しかできなかったのですが、本人は快く了承してくれました。Part2では我々も最大のリスペクトをもって、マイケルはうららの上司役・スペースチャンネル5の局長、という設定で登場してもらいました(結局、Part2でも踊らされてしまうのですが…)。なお、ゲーム中のマイケル・ジャクソンの役名は、「スペース・マイケル」です。500年後の25世紀でも、マイケルは生きているという設定です。
うららはJ-Phone(現Softbank)の3D待受アプリとしてSH-07にプリインストールされたり、2000年にはアメリカMTV主催の「MTV Music Video Award」のTVCMに起用され、ダンス部門のノミネーション作品を紹介するなど、ゲーム以外のメディアにも登場しました。
Space Channel 5 (1999)
Space Channel 5 – part 2 (2002)
Producer
Created by United Game Artists
Pubrished by SEGA
Playstation 2 / Dreamcast
©SEGA